2004年05月19日

Shall we dance in the rain?

連休からこっち天気の悪い日が多いような気がします。

近頃は雨天の休日ともなるとメッキリ家に引きこもることが多いのですが
子供の頃というのは雨の日にには雨の日なりの特別な過ごし方があったように思います。

当時おいらの雨の定番アイテムと言えばなんといっても
「かたつむり(でんでん虫)」
が筆頭でした。(次点はカエル)
梅雨の時期なんかになるとバケツ一杯カタツムリを捕獲して
その大漁さ加減に意味もなく小躍りして喜んでいたものです。

そういえばいつだったか
嬉しさの余り大好きだった担任の女性教師に
その水揚げをプレゼントしようと画策したことがありました。
若くてキレイなその先生に日頃のご愛顧のお礼として
できるだけ巨大な選りすぐりの精鋭を、
なぜか「ゴールドブレンド赤ラベル」のビンに寿司詰めにし
神聖なる職員室にて贈呈したのです。

ところが
きっと多大なる感謝の意を表してもらえるだろうというおいらの意に反して
こともあろうに彼女は、蓋を開けられたその贈り物を見るや否や
反射的にワシヅカミにしできるだけ彼方へと全力で遠投したのでした。
ま、それは今から思えば目の前に差し出された認識不可能な物体に対して
彼女の防衛本能の働きによる至極当然な回避行動だったのでしょうが、
当時の無垢なおいらのピュア・ハートは、心からの贈り物を投げ捨てるという
そのあまりにも乱暴な所業に対し著しく傷ついたのを今でも覚えております。。

無限に広がる大宇宙に人類の夢を託して打ち上げられた人工衛星が
その役割に終焉を向かえ母なる地球に落下していくが如く
悲しいほど美しい弧を描いてその「でんでん虫詰め」は終末に向かって小さくなっていくのでした。
そして職員室にいる全員が固唾を呑んで見守る中、
それはその年めでたく定年を迎え、
自宅では長年連れ添った愛妻が「お疲れ様」の代わりに好物のうなぎを奮発していることであろう老教師の机に
まさに祝砲だと言わんばかりにワンバウンドし
大量の渦巻き柄生命体をブンブンばら撒きながら激しい炸裂音と共に木っ端微塵と砕け散ったのでありました。

職員室に展開されたデンデンムシ爆弾の光景にしばらく見入っていた後
突然の衝撃から我に帰ったおいらと女教師はすかさず開口一番

「なんてことするんやー!(# ゚Д゚)」

とほぼ同時に叫んだのでした。


この魂のユニゾンこそが
現代の教育現場で失われつつある教師と生徒の心の触れ合いだったのだと
強引に納得することにした今日の徒然です。
denden.jpg
微妙に動いてボンっ。そしてブクブク ワラワラ。
posted by とと at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 思ひ出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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