2004年09月07日

THE SECRET GARDEN

幼少の頃、誰でも一度は「秘密基地」なるもので遊んだ経験があるはずです。
親や学校の先生を含む周りの大人から完全に遮断され、
子供たちだけが知っている秘密の遊び場所。
そこには無意味に区切られた時間や、
押し付けられた既成概念といった煩わしい束縛などは無く、
限られた仲間だけが楽しむことのできる禁断の悦び「自由」が存在しておりました。
もちろん不肖ととにも「秘密基地」の思い出がありまして、
近くの山林にある大きな樫の木の上に
木切れやロープなんかを使って小さな小屋らしきものを作っていました。
当時はよくそこで仲間達と万引きしてきたプラモデルを作ったり、
妙な香水を作ったりして幼いながらにも青春を謳歌したものです。

もう随分昔で、そんなものの存在などとうに忘れていたのですが、
先日たまたまその近くを通った際に、
まだその小さな「秘密基地」が存在していることに驚いてしまいました。
長い年月で随分朽ち果ててはいるものの、
当時の記憶を思い返すには十分な佇まいを誇示しておりました。
地面から弾かれたように木に登って、
その「秘密基地」の中で様々な悪さに全心全霊をかけたあの日。
なんとなく胸が詰まる思いで眺めてしまいました。
おそらくいずれは腐ってなくなってしまうのでしょう。
思わず携帯のカメラにその姿を収めてしまうものの、
やはりこのまま少しでも存在していてくれることを望まずにいられませんでした。

そういえば、以前にたまたま読んだ「ユネスコ世界遺産年報」に
「世界遺産登録の基準には人間の創造的才能を表す傑作であること」
と記してあったことを思い出してしまいました。

世界遺産リストに連なる世界の文化財や名勝の最後に
「とと基地」とか書いてあると楽しいのに、と
ちょっと思い出し笑い。


===

日本の史跡をぐるぐる楽しめるサイトがありました。
以前に紹介したことのあるここの国内版ですね。
史跡歴史写真 (Site K4 さんより)
posted by とと at 17:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 思ひ出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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