今回は微妙に「今更」感漂う映画「アンダーワールド」。

簡単に言うと吸血鬼対狼男をアクション映画仕立てにしてみましたっていう感じです。
全編ゴシック&サイバー調で纏められた世界観や、
ピチピチボンデージを身にまとった主役の女吸血鬼がとても綺麗でいいのですが、
よく考えたらこれってVシネ?と思ってしまうような展開に少々萎え気味ではありました。
数々の設定や伏線がとても魅力的なだけに、中途半端な仕上がりが惜しいところです。
(個人的には対狼男「硝酸銀弾」、対吸血鬼「紫外線弾」なんていうのに笑ってしまいました。そういえば同じサイバーヴァンパイヤ映画「ブレイド」でも「にんにくエキス弾」とかあったような(笑))
ちなみに美しさの際立つ主役のケイト・ベッキンセールと
仇役の狼男を演じたマイケル・シーンはこの撮影直前に離婚していて、
リアルでも激しく敵対していたらしいです。
そう思うと対峙しているシーンでは鬼気迫るものを感じたような(笑)。
しかも彼女はこの映画を機に監督のレン・ワイズマンと再婚しちゃってたりして
真の「アンダーワールド」は映画以上にスリリングだったんだろうなと
うまくマトメたりして。

ていうかこの映画、
吸血鬼映画なのに人間の血を吸うシーンが全くなかったぁ。
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