先日紹介したオッグクラフトのサイトが思いのほか面白かったので引き続き紹介。
サイトの管理人さんは日本ゴム銃射撃協会という怪しい(本人談)団体に所属されていて、そちらで大阪支部長をなさっているそうです。
この協会のサイトがおいらのハートを著しく掴んでしまいました。

なんと輪ゴム射的が公式競技となっているようです。
3種類の正式種目からなるその競技は、
ゴム銃のレギュレーションはもちろん、競技場の寸法、暴発(笑)による安全対策まで
かなり事細かな規約が設定されています。
ゴム弾の規定に「公式競技推奨弾」として(株)共和の「オーバンド」が設定されているのが楽しげですね。
規格・材質にまでこだわっているところが本気さをアピールしています。
「公式競技推奨弾」
株式会社共和 オーバンド16番
天然ゴム97%・硫黄2%・促進剤1%
内径38mm・折径60mm・切幅1.1mm・厚み1.1mm
伸び率800%以上
または、これに準ずるもの。
*ゴムを連結したもの、結びこぶの有るものは不可。
大会規模はすでに全国展開しているようで、
イベントもかなり頻繁に行われているようです。
協会会員の中にはオッグクラフト同様のオリジナル銃を作っていらっしゃる方々がたくさんおられて、そのサイト内でも珠玉のオリジナルゴム銃が多数紹介されていました。

射撃協会とは別に「大日本ゴム銃猟友会」なる団体も存在しています。
ゴム銃で一体何を狩るのかと思ってサイトを覗いてみると、やはり小動物でした。
○「推奨対象種」
A群
ハエ・蚊・ゴキブリ・アブ等人畜に脅威を与えるもの。積極的に駆除。
B群
蛾、蝶の幼虫・ゾウムシ等主に農作物の害虫。A群に準じています。
C群
ハチ・マムシ・サメ・クラゲ等。サメに輪ゴムで挑む気です。
D群
カブトムシ・オオサンショウウオ等食用及び鑑賞用に捕獲。損壊に注意だって。
E群
ブラックバス・ライギョ等外来種という括りです。生態系保守のため積極的に駆除。
さらに狩猟のアドバイスも紹介されています。
○ハエ猟についての注意点
命中後のゴムまたは、失中弾が人畜をはじめ、悪影響を及ぼす方向に飛ばないか
留まっているところが、汚損しないためには英断を持って発砲を中止するか、あるいは「さらい撃ち」や「かすめ撃ち」などの技術でカバーする。
「さらい撃ち」「かすめ撃ち」は非常に高等技術だそうです。ふむふむ。
○マグナム弾

針金で強化武装。
こりゃ威力抜群そうです。ゴキブリなんて木っ端微塵でしょう。
つーか、切れやすくなるので暴発注意ってことなんですが、非常に危険な香りがしますね。
狩猟というからにはやはり食用もありってことで、
セミ猟での獲物の楽しみ方も紹介されていました。

銃と虫かごという取り合わせが男のロマンをかきたててくれます。
「セミのゴム銃猟は夏の風物詩として、古くから庶民に親しまれてきた。」だそうです。
知りませんでした。
おいらも来年の夏は試してみようかな。
獲物は唐揚げにしてビールのおつまみとなっています。
鳴く機能のあるオスのほうが胸肉の発達でジューシーだそうです。
ジューシー。。。。。
まあ、美味いかもしれませんがちょっと抵抗ありますねえ。

狩猟ということなので、やはり事故もあるようです。
安全対策とて様々な事故例が紹介されていました。
その中でおいら的にビールを吹き出したものはこれ。
「東京都江東区 28才(狩猟暦11年) 女
無灯火の自宅キッチンにおいて夜間のゴキブリ猟中、逃走するゴキブリに気をとられ矢先の確認をしないまま発砲。跳弾が冷蔵庫を漁っていた同人の夫の左臀部に命中。この命中弾では負傷しなかったが、口論となりかっとなった同人が夫の顔面に向けてマグナム弾を発射。左頬擦過傷全治2日。」
狩猟歴11年の女というのも笑えますが、無灯火の台所にうごめく夫婦っていうのもどーなんでしょうか。
2次災害には注意しなくちゃ。
このサイト、とてつもなく面白いです。
是非リンクで飛んでじっくりご覧になっていただきたいですね。
会員の状況をみているとちゃんと京都にも支部が存在しているようなので
自作のゴム銃でも作って入会してみようかなとか思ってしまいました。
とりあえず輪ゴムで鹿や熊を撃退できるまでになってみたいですね。
狩猟が成功したら熊鍋でもしてオフ会しましょー。(←無理)。
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わざわざコメントいただいてありがとうございます!
もう少しきちんとした文章で紹介させていただければよいのですが、
いかんせん稚拙な文章しかかけないため、失礼な紹介文になってしまいました。
無承諾で引用させていただいた事と合わせてお許しくださいませ。
貴サイトの充実した内容にとても楽しませていただけました。
入会に関しては、当方不器用のため自作のゴム銃を作れるかどうかという点で思案中であります(笑)。
これからも益々の発展を期待しております♪