2005年04月14日

ネマトモルファ

田舎に住んでいると、とてもファンタスティックな出来事を体験することができます。

子供の頃の遊びアイテムと言えばやはり「虫系」をおいて他にありません。
カブトムシやクワガタといったメジャーなものから、マイマイカブリやヒゲナガゾウムシなどの珍種まで年中通して常にポケットに常備していた記憶があります。
しかし周知のように一概に「虫」と言ってもその形態・生態は様々で、
中には我々虫使いがどーあがいても手名づけられない猛者も存在しているのです。

ナメクジやイボガエルまでも玩具として取り入れてきたおいらが唯一受け入れらえなかった者。。。
そう、そのキング・オブ・タイラントとは・・・

ハリガネムシ。

キター。ハリガネムシー!
知ってる方は名前を聞いただけで悶絶し、知らない方はまったく意味のわからない虫。
ここで、「針金?別にそんなキモイ感じは受けないなあ」とかノタマッテいる平和な諸兄のために、
その驚愕のディティールを紹介することにしましょう。

まずは一般的な概容。

ハリガネムシ
「ハリガネムシとは類線形動物門ハリガネムシ綱(線形虫綱)ハリガネムシ目に属する生物の総称。体は左右対称で、非常に細長く、内部には袋状の体腔がある。
表面はクチクラで覆われていて体節はない。種類によっては体長数cmから1mに達する。カマキリ等の昆虫の寄生虫として知られている。地方によっては「ゼンマイ」とも呼ばれる。
(Wikipedia抜粋)」


こう記述されるとわかり難いので、おいらの体験を踏まえてわかりやすく説明します。

ハラビロカマキリというカマキリの一種がおりまして、
名前のように他の種類よりも腹部が大きいのが特徴なのですが、
カマキリ族の中ではより気性の荒い種族で、その獰猛性からコレクターからは重宝がられておりました。
で、その珍種をおいらも嬉しそうにゲットしたわけで、捕獲時は喜び勇んで自宅へと持って帰ったのです。
当時とと宅には水槽を改造した捕獲昆虫観賞用ガラスケースが設置されていて、
様々な昆虫が快適に生息できるよう、今で言うテラリウムとして構築されておりました。
朽ちた木々あり、草むらあり、そして水辺がありとなかなかハイブリッドな造りだった記憶があります。
で、その日捕獲したハラビロちゃんを「仲良くね♪」とばかりにそのミニ地球に放りこみ、
神にでもなった気持ちで動き回る対象を眺めていました。
と、しばらく楽しげにテラリウム内を徘徊していたそのカマキリが、水辺の辺りで突然活動を停止したのです。
対象の急激な変化にその様子をしばらく伺っていると、
なんと突然黒光りした線状の物体がカマキリのオシリからモリモリ出てくるではありませんか。
もしかして脱糞?と思いきや、その固体は明らかに意思を持って運動していたのです。
ハラビロカマキリの巨大なお腹をもってしても信じられないくらい延々伸び続けるその黒い線虫。
そう、それこそがカマキリの体内に寄生していた「ハリガネムシ」そのものだったのです!
衝撃の光景に目を奪われていると、ようやくハリガネムシはその全容を現し、
まさにハリガネのような黒い細身を水中でクネクネと身悶えさせていたのでした。

全長は20センチくらいあったでしょうか。
キモイです。キモイったらないです。とても素手なんかじゃ掴むのは無理です。
カステラくれてもできません。ていうか食い物の事なんて考えられません。

図鑑の解説によると、この寄生虫はもともと水中で生活する生物で、
カマキリの体内でしばらく生活した後、カマキリを誘導して水辺に連れて行き
腹を破って水中に移動するそうです。
恐るべし寄生中。
ハリガネムシは人間には寄生することはまず無いそうなのですが、
昔うわさで「人間の爪の先から侵入し心臓を食い破る」とか言っていたように思います。
めっさ怖いです。

でもそういえば最近見ることがなくなってしまいました。
昔はよく車に轢かれたカマキリやバッタから飛び出してウニョウニョもがいていたものでしたが。
こんなことを書いているとなんとなくもう一度見たくなってきたので、
どなたか発見された方、詳細でもメールでお知らせください。
言っておきますが必ずメールで。絶対メールで。
本物とか送ってこないように(汗)。

SueMe SuBlogさんのところでその詳細が紹介されていました。
かなりグロいのでムシが駄目な方は注意。
ハリガネムシ
そしてさらに動画も。
腹から出てます。。。。。これまた強烈に激グロ。

migi
posted by とと at 12:24| Comment(2) | TrackBack(0) | うんちく・小ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
思い出してしまいましたよ。ハリガネムシ。
強烈にキモかったです。(((((´;ω;)))))ガクガクブルブル
オイラも自然の中で育ったので、つぶれたカマキリの中からウニョウニョうごく黒い線はしばしば見た事あります。
水中に誘導して腹を突き破って出てくるってのは知りませんでした。
まるでエイリアンですね。
あまり鮮明に思い出したく無いので、リンク先には怖くていけません(爆)
Posted by kazd at 2005年04月14日 12:21
>ドーサカさん
リンク先のサイトを見つけた時にはおいらも悶絶しました。
友人にハリガネムシを空き缶いっぱいに集めていたやつがいます。
水につかったハリガネムシの大群は「モズク」のようでした。
動くモズク。
Posted by とと at 2005年04月15日 12:11
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